将棋の第12期叡王戦段位別予選・九段戦が9月30日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、羽生善治九段(56)が広瀬章人九段(39)に勝利した。
伊藤匠叡王(王座、23)への挑戦権を争う段位別予選が進行中。28人が参加する九段戦のうち、Cブロック2回戦ではタイトル通算獲得数99期の羽生九段と、現在王座挑戦中の広瀬九段が激突した。
注目の一戦は、広瀬九段の先手で相掛かりの出だしとなった。ABEMAでテキスト解説を務めた佐藤慎一六段(44)は、「序盤からお互いの銀を繰り出す駆け引きがあり、未知の将棋になりました。歩を突き出して攻め合いにいった羽生九段に、要所に角を設置した広瀬九段の方も充分な形でした」とコメントした。
また、後手の角の利きを止めた69手目については「銀を引く手が有力でしたが、形が悪く指し切れないと判断されたと思います」と解説。「優位に立ってからの羽生九段の指し回しは完璧で、84手目の飛車寄りで受けなしとなっています。最後まで繊細な着地を決めて、羽生九段の快勝譜となりました」と絶賛した。
勝利した羽生九段は、Cブロック準決勝に進出。次戦では、谷川浩司十七世名人(64)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





