「サンダルには見向きもせず」警察は常連客の指紋ではなく“靴の裏”を捜査「足跡は100個あっても同じものはない」元刑事が重要性を解説 鹿児島・飲食店経営女性殺害事件

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 この状況について、元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は「今回指紋を採取しなかったのは、現場周辺に指紋がなかった、もしくは何人もの客が出入り可能な状態で、真新しいのがいっぱいあったか」とコメント。

 また、「これは靴がポイント。現場の靴の足跡は土足侵入か、それとも玄関まで来ていたものか。ただ不思議なのは、妻や子供の小さい靴を捜査対象者の目の前で見るというのは普通やらない。秘匿採取が原則。秘匿採取は、例えば容疑者が浮上したらずっと張り込みして24時間行動確認する。容疑者が歩いたところは結構足跡が残る。出て行った時に足跡を秘匿採取する識別剤というのがある。静電気などで浮き上がらせる。そういうので秘匿採取するのが本来の(やり方)。目の前でやることはまずない」と語った。

 続けて「靴というのは特徴点があって、指紋と同じで、100個靴があっても1つ。簡単に言えば、人間は歩く癖があるから、磨耗状態が全員違う。もう1つは、例えば外を歩くと、石ころを踏む、すると小さな穴が開く。100個の足跡があっても、その石は1つしかない。特徴点がたくさんあっても『これだ』と特定できる。だから、“ゲソ=靴跡”は非常に大事な証拠品。それを目の前で見るとか、女性や子供のものを見るということは、多分推測されるのは、その犯罪現場周辺に女性の足跡があったのだろうと。また、男性でも近所に行くのにたまたま女性のサンダルを履くこともあり得る。この“靴”がポイントだ」と解説した。

 さらに「本来、なぜ秘匿採取するかというと、目の前で靴を調べられたら捨てられる。犯人だったら警察は足跡を知っていると察知されるから処分されてしまう。それをあえて目の前で見たというのは疑問点だ」と指摘した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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