【WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリー・イタリア・サルディニア(デイ4/日本時間10月4日)
WRCの今季最終戦。残り2コーナーでの劇的なクラッシュで年間王者が決まる衝撃決着の裏で、その直前にはチャンピオン争いを左右したもう一つの劇的ドラマがあった。
今季ドライバーズチャンピオンに輝いたトヨタのエルフィン・エバンスは、最終ステージ直前のSS16で大きな試練に見舞われた。スタートから約4km地点を走行中、右のフロントタイヤが突如パンクに見舞われてしまい、コース上にマシンをストップさせて後退。この時点で、ライバルのオリバー・ソルベルグに対して1ポイント差に迫られるという絶体絶命のピンチに立たされたのだ。
車載カメラでは、パンクを察知してマシンを停めたエバンスが、すぐにシートベルトを外し、コ・ドライバーとともに慌ただしく車外へ飛び出す様子が捉えられている。中継では、エバンスのチーフエンジニア、ルイ・ソアレスが両手で顔を覆い、頭を抱える悲痛な姿も映し出されていた。しかし、ここから見事な連携で素早いタイヤ交換を行い、再びマシンに乗り込むと、再出発。デイリタイアを免れ、ステージ18番手・首位と2分7秒差でフィニッシュした。
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