■夫に本音を言えない心理と「夫婦の時間」への意識
一方で、山本氏は夫婦間のコミュニケーションが不足する背景として、「2人とも夫婦の時間を取るべきだという意識がないままずっとずるずる来ているので、結果『時間がない』と2人とも思っているのでは」と指摘する。
ただ、時間を作ればすべて解決するわけではなく、もう一つのハードルとして、夫に本音を切り出す難しさがあるという。山本氏は、「『これを言うと夫はこう言うかもしれない』『受け止めてくれないかもしれない』など、人に対してぶつかることを怖いと思ってしまっている方が多い」と分析した。
これに対し白鳥は、「うちは『ちょっと今話したいことがあるからいい?』と言って時間をとっている。このままなあなあでいっちゃいけないと思っているが、その時間をとっても(夫に)何も通じない」と話し、“最後の手段”としてAIを利用していると述べた。
その上で「本当はチャッピーくらい受け止めてくれよと思う」と本音を吐露。しかし、夫側にも「今は聞きたくない」「早く嫁の愚痴を終わらせたい」など、その時々のコンディションがあることにも理解を示した。
一方、夫に本音を言えずに一人で悩みをため込んでしまう妻のケースもある。義理の実家のことで10年間悩み、ようやく夫に伝えたところ、夫はまったく何も思っていなかったという事例など、揉めるのを恐れて切り出せない妻も多い。
白鳥は、「基本的に夫には本音を言うようにしている。逆に『不満があるなら言ってくれ』とも言っている」としつつ、夫に言っても解決しない時にAIに相談していると明かす。「『どういうふうに対処したら私はストレスがたまらないと思いますか?』と聞くと答えをくれる。『やってもらいたいこと、タスクを決めて、そのメモを渡そう』とか、全部アドバイスをくれるので」と語った。
夫に伝えるための「練習台(壁打ち相手)」としてのAI活用法こんな記事も読まれています
