
ロシアの研究所の職員が原因不明の肺炎で死亡し、当局は対応に追われています。職員は何に感染したのでしょうか。
【画像】原因不明の肺炎で死亡の研究員「ペスト菌の試験管割った」 当局は感染否定
“危険な感染症の病原体”流出
ロシア・イルクーツク州知事
「危険な感染症の疑いで、女性と接触した189人を隔離入院させました」
ロシア東部イルクーツクの研究所で“危険な感染症の病原体”とみられるものが流出し、研究者1人が死亡しました。
CNNによりますと、死亡したのはシベリア・極東防疫研究所に勤めていた28歳の女性です。原因不明の肺炎と診断されたということです。
女性の「謎の死」を巡り、ロシアの独立系メディアは感染症の一つ「肺ペスト」に感染した可能性があると報道。女性は、研究所の同僚に「ペスト菌の試験管を割ってしまいました」と話していたといいます。
「ペスト」は皮膚が黒くなって亡くなるため、「黒死病」として恐れられてきました。
昭和医科大学 二木芳人名誉教授
「中世ヨーロッパあたりで大流行。多くの人を殺した歴史のある感染症」
「ネズミとか齧歯(げっし)類の野生動物、あるいは我々の環境にすむ小動物がこの菌(ペスト)を持っている。そういう動物にくっついているノミを介して人に感染する」
当局はペスト感染「否定」
感染症に詳しい二木教授によりますと、現在、ペストの感染はアフリカを中心に確認されていて、発症例は年間1000人程度だといいます。
「(肺ペストの場合は)比較的早く治療しても、10%ぐらいは亡くなると言われている」
ロシアの保健当局は4日、死亡した女性の検体からペスト菌などの病原体は確認されなかったと発表し、ペストの感染の可能性を否定しています。
(2026年10月6日放送分より)
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