成婚カップルの世帯年収の割合
実際に未婚の男性が相手の女性にどのくらい経済力を求めているのか。18歳から34歳の未婚の男性に、結婚を決めるときの相手の経済力について聞いた調査では、重視する、もしくは考慮すると答えた人は2015年で41.9%、2021年で48.2%、2025年で55.6%となっており、増加傾向にあることが分かっている。(国立社会保障・人口問題研究所『出生動向基本調査』より)
ちなみに、2025年の同調査では、未婚男性が相手に求める条件について8項目で調べており、結果は1位「人がら(94.8%)」、2位「家事・育児の能力や姿勢(88.7%)」、3位「仕事への理解と協力(86.5%)」、4位「容姿(84.3%)」、5位「共通の趣味(75.5%)」、6位「経済力(55.6%)」などとなっている。
また、2025年の女性の年収と成婚率に関するデータでは、年収300万円以下は34.9%、300~500万円は41.2%、500万円以上は37.7%となっており、年収によって大きな差は見られていない。(IBJ結婚みらい研究所調べ)そして実際に2025年の成婚カップルの世帯年収を見てみると、1000万円以上の割合が8割を超えており、夫婦で豊かさを築いていくというのがスタンダードになっている。
さらに、婚活女性が自身の年収を公開することで、成婚率に影響するかを調べたデータもある。公開した女性の成婚率は4割近くで、非公開女性の約2割と比べ、1.8倍高かった。
かつては、高年収の女性があえて非公開にすることもあったが、今は稼ぐ力をアピールすることが結婚への近道になっていると考えられる。これに対し、三輪氏は社会の構造格差について言及した。
「私は女性の経済力が高いほど、成婚率が高いのであれば、男性は今の男女の賃金格差にも声を上げてくれよと思った。女性に経済力もというのは求めすぎじゃないか。家事育児の能力というのも結構上位に来ているけれど、じゃあ自分もするのかとも思うし、女性に求めるものが多いのだったら、その背景にある社会的な構造格差にも一緒に何か声を上げてくださいよと思う」
(『わたしとニュース』より)
この記事の画像一覧
