自身を支持しなかった自治体の道路予算を「大幅に削った」とする発言などで連日批判を浴びている簗和生農林水産大臣は9日、閣議後の会見に応じた。同日朝の自民党会合で鈴木宗男議員から「人としての矜持」を問われる公開説教を受けた後の取材となったが、相次ぐ疑惑への追及に対して「事実関係を確認中」と明言を避ける姿勢に終始した。
【映像】「クソみたいな質問する記者」と言った?→簗大臣の“表情”(実際の様子)
会見では、新たに浮上した「市バスの無料送迎問題(過去の衆院選で有権者を無料送迎した公職選挙法違反の疑惑)」に関する週刊誌報道についても質問が飛んだが、簗農水大臣は「法令に則り適正に処理しているという認識。事実関係については今確認している」と述べるにとどめた。また、国交省のほか他省庁への問い合わせの有無についても「日々の政治活動の中で様々なやり取りはしているが、一つひとつ明確な記憶は持ち合わせていない。当然のことながら減額するよう働きかけを一切行ったことはない」と従来の主張を繰り返した。
朝の会合で鈴木議員から「しっかり説明責任を果たすべき」と詰め寄られたことについても、「ご意見に対しては真摯に受け止めて、説明をしっかりと行ってまいりたい」と述べるにとどまった。
さらに、熊本出張の際に地元の首長に対し、同行した記者を指して「クソみたいな質問をしてくる記者を連れてきてしまいすみません」と発言したとされる疑惑についても質問が及んだ。簗農水大臣は「私の方でどういったやり取りがあったかは明確に覚えていない。会見の場で私の個人の政治活動に関することで時間が取られてしまったことに対して『申し訳なかったですね』という趣旨でお伝えをしたと認識している」と釈明した。
■ 記者「あと1分ある」と食い下がるこんな記事も読まれています

