衛星画像がとらえた8本の“レーン” ロシア軍6週間でジェットドローン発射拠点建設か

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ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が、今年の夏から多用しているジェットエンジン付きドローン。時速600キロで飛ぶため迎撃が困難とされ、ウクライナで被害の拡大を招いている。そのジェットエンジン付きドローンの発射拠点をロシア軍が新たに建設し、近く稼働させる見通しだとロイター通信が報じた。異例のスピードで建設が進む様子を衛星画像がとらえていた。
(ロンドン支局・立田祥久)

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更地が一変…わずか6週間で“ドローン発射拠点”に

衛星画像がとらえた更地(ロシア・ロストフ州/8月31日)
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この衛星画像は、ウクライナと国境を接するロシア南西のロストフ州を撮影したもの。8月31日時点では更地だ。このサッカー場126面分もの広さの敷地が、約3週間で一変する。

ロシア・ロストフ州/9月21日
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9月21日、同じ場所の衛星画像を見ると、幾何学的な形の構造物が出現していた。複数の車両が行き来したような跡も残っている。さらに、その約3週間後…

画像右に8本の線が確認できる(ロシア・ロストフ州/9月21日)
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それぞれの構造物の輪郭がはっきりと浮かび上がった。画面左には8本の灰色のレーンが平行に並んでいるのがわかる。ロイター通信は15日、この“レーン”の役割について軍事専門家の見解とともに報じた。

平行に走る8本のレーン。ジェットエンジン付きドローンの発射レーンとされる(ロシア・ロストフ州/9月11日)
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報道によると、これらはロシアのジェットエンジン付きドローン「ゲラニ4」と「ゲラニ5」の発射レーンとみられるという。このドローン発射拠点は完成間近で、1日に100機以上の発射能力を持つ可能性があるとしている。

時速600キロで迎撃困難…冬を前にインフラ破壊で脅威に

ウクライナ国防省情報総局が5月に公開したロシアのジェットエンジン式ドローン「ゲラニ4」
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ロシア軍のジェットエンジン付きドローンは最高時速600キロ。プロペラがついた従来型の4倍の速度だ。ゼレンスキー大統領は9月28日の演説で、ジェットエンジン付きドローンの迎撃率は57%にとどまっているとして対策を急ぐ考えを示した。

ウクライナの首都キーウにかかる橋もジェットエンジン付きドローンの攻撃を受けた(キーウ・2日)
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本格的な冬の到来を前にロシア軍はウクライナのエネルギー関連施設への攻撃を激化させている。新たなジェットエンジン付きドローンの発射拠点の運用が始まれば、ウクライナにとって脅威になるのは必至だ。

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