19日の参議院予算委員会で、いのちの党の奥田ふみよ議員が、令和8年熊本地震の被災地支援策をめぐり「え、何それ」などと不満を連発し、小泉進次郎防衛大臣からチクリと反論される一幕があった。
■「何それ」連発に小泉防衛大臣が反論
奥田氏は「家が倒れたり半壊したりして住めない家が多い。建て替えが本当に必要だ」と訴え、全壊や半壊に対する最大支援額を内閣府に確認。横山防災担当政策統括官が「全壊は最大300万円、中規模半壊は最大100万円。半壊以下の被害は支給対象に含まれない」と答弁すると、奥田氏は「え〜、何それ」とこぼした。
奥田氏は続けて「住宅二重ローン地獄になる。支援金が最大たった300万円で足りるわけがない」として「全壊や半壊の建て替えに最大3000万円、一部損壊でも最大1000万円のリフォーム支援が絶対に必要だ」と主張。住宅再建支援だけで9000億円を補正予算に組み込むよう高市総理に迫ったが、細野豪志防災担当大臣から「元々私有財産への支援であり、これまでの議論の経緯から現状での予算化は非常に難しい」と退けられた。
さらに奥田氏は、被災地での自衛隊による給水・入浴支援について追及。防衛省の統合幕僚監部小杉総括官が、熊本県知事からの撤収要請を受けて9月13日で支援を終了したことを説明すると、奥田氏は再び「え、何それ。給水支援もお風呂の支援もやめちゃったんですか?」と不満を口にした。そして、「現場の水は全然足りていない。すぐに入浴支援の拡充をお願いできないか」と高市総理に直接求めた。
しかし、これに対して小泉防衛大臣が自ら答弁席に立ち、「ちょっと自衛隊の名誉に関わりますので」と切り出した。
委員会室から「そうだ」と賛同のヤジが飛ぶ中、小泉氏は「今の『何それ』って言いたいことが目的かもしれませんけども」と奥田氏の言葉尻を捉えてチクリ。その上で、「自衛隊の災害派遣は自治体からの要請に基づいて行い、撤収も自治体の要請に基づいている。あたかもそうではないかのように訴えるのはやめていただきたい」と苦言を呈した。
■「え、何それですよ」避難所の冷暖房完備めぐり平行線

