
マネックス証券は、不正アクセスを受けた恐れがあるため、発見から8時間後に新規口座開設を一部停止しました。
不正アクセスか…予防的措置
マネックス証券ホームページ(20日投稿)
「当社の口座開設システムのうち、外部委託先が管理するシステムに対して第三者がアクセスを試みた形跡があることを確認したため、『証券総合取引口座』の新規開設受付を一時的に停止しております」
広報担当によりますと、マネックス証券が外部委託先から連絡を受けたのは、今月18日の夜9時。その8時間後の翌朝5時から、新規口座開設サービスの一部停止に踏み切りました。
停止したのは、ウェブサイトとアプリからの申し込みです。通常、口座開設には、本人確認書類として、マイナンバーカードか運転免許証などが必要ですが。
マネックス証券 広報担当
「リスクヘッジとして開設時に必要となるお客様の個人情報などを保護するための予防的な措置です」
情報流出の有無について確認する前の対応について、専門家のアイシーティーリンク・吉野真吾取締役副社長は評価します。
「何か対策をするための予防措置としてサイトの閉鎖とか、募集の受け付け停止は非常に有効な手段だと思う」
21日、マネックス証券は、アクセスの形跡があったことを公表しましたが、すでに口座を持つ人への影響はないとしています。
マネックス証券ホームページ(20日投稿)
「システムの安全性が確認され次第速やかに受け付けを再開いたします」
岩井コスモ 意図せぬ売買
一方、岩井コスモ証券では、外部委託先への不正アクセスにより、5つの口座で顧客が意図していない売買が成立してしまう事案が発生しました。
異例なのは、顧客のパスワードなどのログイン情報を盗んだ「口座の乗っ取り」ではなく、売買管理システムに第三者が直接侵入したことが要因だということです。
こうしたサイバー攻撃の“変化”に対し、証券会社の関係者はこうコメントしています。
証券会社関係者
「根本のところがいじられてしまうから、従来の攻撃より何段階もレベルアップした攻撃だ」
吉野取締役副社長
「今までは見落としていたシステムそのものの問題、脆弱(ぜいじゃく)性と言われるもの。従来であれば、考えられなかったシステムに対する侵入というのが、簡単にできてしまうような時代が来た」
証券業界は危機感を募らせています。
日本証券業協会 日比野隆司会長
「連日証券会社に限らず、内外におけるさまざまな企業団体などに対して、不正アクセスが展開されている、多発している。証券界だけというよりは、社会全体の課題になっている」
(「グッド!モーニング」2026年10月22日放送分より)
この記事の画像一覧
