——ただ、公演中には(映像で出ている)レイラとリンクした振り付けを行いつつ歌うという曲もあって、練習などすごく大変だったのでは……とも感じていますが、いかがでしょうか?
miwa:(ゲネプロを行った)今日に至るまで、本っ当に大変でした(笑)。踊るというだけでも大変なのですが、レイラの映像とリンクしないといけないですし。
けれども、<As>(仮想世界の姿)とオリジン(現実世界の姿)という関係上、「きちんとリンクしないとダメなのでは?」という、世界観へのこだわりが私の中でも生まれて、「やるならちゃんとやろう」という気持ちで臨みました。
——ご自宅で練習を重ねたり?
miwa:はい、何回も稽古の動画を見ながら……という感じで。家で1人で、窓側にiPadを置いて踊って、それを撮って見てみて……という地道な作業を繰り返していました。振り入れが1日しかなかったので。
——1日ですか!?
miwa:そうですね、4曲——その後、映像がない部分は自分なりに解釈してやってもいいよというような形に変わっていったのですが——の振り入れを1日でやって。そんなアイドルみたいなこと、やったことがないよー!! って(笑)。
——miwaさんのライブは何回か拝見しましたが、正統派なアーティストのスタイルですしね(笑)。
miwa:プロのアイドルの方なら4曲を1日で振り入れできるのかもしれないんですけど、私はもう1曲覚えるだけで精一杯なので……だから、家に帰ってから日々自主練習をしてという感じで積み重ねてきて。でもやっぱり不安だったので、もう1日だけ、ダンスの先生に個別に見ていただく日を設けてもらいました。
——しかも今回は、ただ踊るだけでなく、映像と合わせる必要があるということで。
miwa:そうですね、レイラとの掛け合いという要素を大事にしている演出なので。そこも実際にこの(公演会場である)MoN Takanawaに来て初めて、映像の中のレイラと一緒に合わせたのですが、そのサイズ感や立ち位置の距離感というものも初めて体感して。「こんな感じなんだ」っていう感激と感動とがありましたね。「やっと、会えたね」って(笑)。
——感動の対面だったわけですね(笑)。続けて、公演内の演劇的な、いわゆるお芝居の側面についても伺いたいと思います。プレスプレビューの囲み取材でも演技面の難しさについて触れられていましたが、過去に映画の主演もされていただけあって、すごく自然に感じました。
miwa:もうお芝居をしたのも記憶の彼方……というくらいだいぶ昔ですし(苦笑)。やっぱり難しくって。ダンスは自主練でなんとかなっても、演技はやはり指導していただかないと、という。こう、「何が自然で、何が魅力なのか」みたいな部分で、自分でやってみてもちょっと不自然だなと感じたので、そこを重点的にレッスンで見ていただきました。
映画とかドラマはカットやシーンごとに撮っていけるのですが、今回は一人舞台なので、本当に1つ1つのセリフが長くって。今までのお芝居は共演者の方がたくさんいたので、基本的にひと言ふた言でカットがかかるような感じだったのですが。
——確かに。
miwa:ライブの中、1人でずっと喋ってるっていうのは初めてだったので。自分のライブのMCでもこんなに喋らないんですけど(笑)、本当にそれが大変ですね。
「育てていきたいですね」

