松井秀喜、巨人の新監督に「私は長嶋茂雄にはなれません」背番号は「90」

 背番号は「90」番でした。読売ジャイアンツの新監督に就任した松井秀喜さんが、会見でその背番号の理由を語りました。

笑顔で「ふるさとに戻ってきた」

 待ちに待った「ゴジラ」の帰還です。

読売ジャイアンツ 松井秀喜新監督(52)
「皆様、こんにちは。来季より巨人軍監督に就任することになりました松井秀喜です。私は、ジャイアンツで、高校卒業してから10年間プレーしました。その間、長嶋茂雄監督のもと指導いただき、自分なりに精一杯頑張り、成長してきたつもりです。きょう、ここに来る時に、今から24年前、自らの意志でジャイアンツを去る時のことを思い出していました。あの日は、全く笑顔を出すことができませんでしたが、きょうは満面の笑顔で、自分のふるさとに戻ってきたつもりです」

 読売ジャイアンツの新監督に、松井秀喜氏が就任しました。背番号は、長嶋監督もつけた90番です。

松井新監督
「ジャイアンツは、今年惜しくも優勝を逃しました。橋上監督代行のもと、最後の最後まで精一杯戦ったと思います。また若い選手が躍動し、今後に大きな期待を抱かせるシーズンだったと思っています。私も、そのチームをしっかり引き継ぎ、これからのジャイアンツ、強いジャイアンツ、そしてすばらしいジャイアンツという組織のスタート地点に携わらせていただけることをうれしく思います」
「私は指導者の経験はほぼありません。そこが12球団の監督の中で、一番劣っている部分だと自覚している。そのことを自覚し、選手とともに伴走し、一緒に成長していきたいと思っております。これからジャイアンツが、たくさんのファンの方々、応援してもらえるチームであるように。きょう、ここからスタートしていきたい」
「皆に、愛をもって接し、今後の力強いジャイアンツ、光り輝くジャイアンツになるよう、少しでも力になりたいと思う」
「(Q.打診があった時の心境、新監督としてあいさつをした今の心境は?)正直うれしかったです。やはり、ジャイアンツというのは、私にとってはどこにいても心の中にジャイアンツはあったんです。昨年、長嶋監督が亡くなられて、本当は長嶋監督にもこの姿を見てほしいという気持ちは正直あったが、でもここで受けなくちゃいけないと。実際、引き受ける時は悩みましたね。やはり、まず生活がアメリカにあります。家族も向こうにいます。やはり、何よりも大切なのは私にとっては家族ですので、家族の後押しがないと、ここに来ることはできなかったと思います。しかし、その後押しを受けて、ここでやっぱり自分自身立ち上がりたかったという気持ちです。今はもう、ただ前を向いて、今後のジャイアンツの力になりたい。しっかり自分自身働くんだという気持ちであります」

 店主がジャイアンツファンという池袋にある居酒屋「池袋バッカス」では…。

巨人ファン歴50年
池袋バッカス 樋口昌純店主(54)

「ずっと、結局は巨人愛があったから監督就任を決めたというところが、やっぱり巨人ファンとしては一番うれしいですね」

織田投手指名に「ビックリ」

 質問は22日のドラフト会議にもおよびました。

松井新監督
「(Q.織田翔希投手も指名をされたジャイアンツです。そのドラフト指名の選手たちも含め、改めて選手たちとどう今後向き合っていくか?)私も、きのうテレビ中継を見ていて、全くどの選手を指名するか知らなかった。ビックリした、自分も。それが正直なところ。高校生の将来豊かな選手たち、世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるチャンスがある。久しぶりにドラフト会議を見ていて、ジャイアンツでぞくっとした」

 松井新監督の“初仕事”は、織田投手の説得となるのでしょうか。

松井新監督
「数年後にすばらしいドラフトだったという話になるよう、それは私の責任」

私は「長嶋茂雄にはなれません」

 背番号90の訳は…長嶋監督を目指す以外の理由もありました。

松井新監督
「(Q.長嶋監督が一番最初につけた『90番』を背負うことについての思い)長嶋監督は引退直後に選手から監督になられ、つけた番号だと承知しています。昭和50年だったと思います。選手・長嶋茂雄がいない巨人軍で大変苦労され、またその反面、大きな情熱で若い選手たちと向き合ったと思っています。私も、その気持ちを継いでいきたいというのが一番です。長嶋監督は昨年89歳でお亡くなりになりました。ことし、90歳のはずです。その年に90番をつける、それも一つの理由です。私の現役時代の番号は55番でありました。昔のノスタルジーにひたっちゃうというか。そういう感じになってしまうんじゃないかという気持ちがあった。現役最後の時代は、アメリカですけど35番をつけていたんですよね。(55番と)足すと90だなと思って」
「無理です。私は長嶋茂雄にはなれません。まず、そのことを自分自身理解しないといけないと思います。そのように見てくださるファンの人がいるかもしれないですけど、やっぱり長嶋さんは長嶋さんなんです」

 ジャイアンツが最後に日本シリーズを制したのは2012年。それ以来、日本一から遠ざかっています。

 松井・ジャイアンツのセ界での大暴れに、期待が膨らみます。

(2026年10月23日放送分より)

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