■「“ねじれ”ぐらいがちょうどいい」経済への影響と不確実性
アメリカ中間選挙の結果は経済にどのような影響を与えるのか。矢作氏は選挙結果について「メインシナリオとしては、民主党が勝利。ただし僅差」と予測。アメリカ議会では、「フィリバスター」と呼ばれる審議の引き延ばしや議事妨害が行われることがあるが、議席数が60に達しない場合、これを打ち切ることができない。そのため、矢作氏は、仮に僅差で勝利を収めたとしても、法案採決が進まず「決められない政治」に陥る懸念を指摘する。
一方で、極端な政策が通りにくいことは一定の安定感にもつながり、日本の企業にとっては見通しも立てやすい側面もある。ただし、矢作氏は「トランプ大統領の不確実性」の影響について、情報収集が必要だと指摘した。
大統領制を採用するアメリカにおいて、政治の動向は経済に大きな影響を与える。崔氏も「トランプ氏の影響力というのは不確実性の塊だと思う」と指摘。
その上で、日本やアメリカ、世界経済への影響を考慮すると、議会と大統領の「ねじれ」状態が望ましいのではないかとの見解を示す。「民主党・民主党になったとしても、『AIのデータセンターが』『グリーンエネルギーだ』ということで、今株式市場の熱を冷めさせて、株式市場だけではなく経済も、といろいろなものがシュリンク(縮小)するかもしれない。一方で共和党となると、イケイケだということでインフレが加速するので、もしかしたらねじれぐらいがちょうどいいかもしれない」と語り、「そこでトランプ氏の不確実性をどうカバーするのかというところ」と述べた。
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