メーターは「支払中」ハザードランプは点滅…なぜ縁石に乗り上げていた?17年未解決・新潟タクシー強盗殺人事件の“謎”

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翌日タクシーを発見、刃物で刺され死亡

 心配した同僚たちが車を探した。見つかったのは、翌日の未明。タクシーが見つかったのは新潟駅から約6.4キロ、車で約20分の地点。新潟空港につながる国道113号から1本入った住宅街だった。GPSの情報から、大通りなど夜でも明るい一般的なルートを通り、寄り道することなく空港方面へ向かったことが分かっている。

 タクシーは同僚が見つけた。左前輪を縁石に乗り上げ、ハザードランプをつけたまま。阿部さんのシートベルトは外れ、助手席へ乗り出すように倒れていた。血は助手席や運転席の床に多量に飛び散っていたが、後部座席にはあまりなかったという。

 死因は首の左側を刃物で刺されたことによる出血性ショック。体の傷は首への致命傷のほか、頭など体の左側や後ろ側に複数あったが、腕にはなかったという。

 推定される犯行時刻は午後11時ごろ。現場近くで遺留品が見つかっていた。タクシーが見つかった現場から歩いて1分の場所に公園があり、奪われたバッグなどはこの公園や、ここから数百メートル離れた住宅街で見つかったと報じられている。

 その後の捜査で、売上金など4~5万円を入れていた黒色のセカンドバッグが近くの公園で見つかった。現金は残っていなかった。さらに、阿部さんの財布に入っていたとみられるカード類が、そこから数百メートル離れた路上で見つかった。一方、阿部さんの財布や、犯行に使われた凶器は見つかっていない。

 警察は遺留品が見つかった場所などから、犯人は、ある程度徒歩で移動しながら、東の方向へ逃げたとみている。しかしその先、どこへ向かったのか、犯人の足取りは今も分かっていない。

左の前輪が縁石に乗り上げていた“謎”、「最後の客」はどこへ?
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