メーターは「支払中」ハザードランプは点滅…なぜ縁石に乗り上げていた?17年未解決・新潟タクシー強盗殺人事件の“謎”

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左の前輪が縁石に乗り上げていた“謎”、「最後の客」はどこへ?

 当時、ドライブレコーダーはまだ普及しておらず、阿部さんの車にも付いていなかった。また、運転席と後部座席を隔てる仕切り板もついていなかった。車の中で、何が起きたのか。その一部始終を記録した映像は、残されていない。

 警察は当時、阿部さんが運賃を精算する際に襲われた可能性があるとみていた。メーターは「支払中」。ハザードランプも、点滅していた。しかし、気になるのは、左の前輪が縁石に乗り上げていたことだ。

 料金を精算している最中に、襲われたのだとすれば、なぜ左前輪は縁石に乗り上げていたのか。逆に、走行中に襲われたとすれば、なぜメーターは「支払中」で、ハザードランプは点滅していたのか。

 手がかりはある。防犯カメラの映像だ。JR新潟駅南口では、事件当日の午後10時40分ごろ、最後の客とみられる男が付近を歩く姿がとらえられていた。

 透明なビニール傘、黒っぽい長袖の上着、脇に線の入ったズボン、足元はサンダル。身長は165cm前後。小顔でやせ形。当時20代前後だったとみられている。袋状のバッグとビニール傘を持ち、タクシー乗り場を何度ものぞき込むような動きを見せていたという。

 男が目撃された場所とタクシー乗り場の位置関係を見比べると、構内を進んだ先に阿部さんが客を乗せたとみられる場所がある。男はその後、タクシー乗り場へ向かい、阿部さんのタクシーに乗り込んだとみられている。

乗車記録はあるが、降車・支払記録はなし
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