GMOインターネットグループの不正アクセス問題をめぐる記者会見で、熊谷正寿代表が「同じ回答をすると皆様の命の砂時計を無駄遣いする」と独特のフレーズを用い、記者と“攻防”を繰り広げる一幕があった。2年前に受けた脆弱性の指摘やリスク判断の経緯をめぐる質問に対し、質問の重複を理由に自制を促す熊谷代表と、具体的な説明を求める記者との間で緊迫したやりとりが交わされた。
■「命の砂時計を無駄遣い」質問の重複に自制求める
質疑応答で記者から、2年前に専門家から受けた具体的な指摘内容や、当時リスク分析の判断が甘くなった背景、事業継続性やコストを優先した影響の有無について質問が飛んだ。
これに対し熊谷代表は「ご質問が先ほどと重なっていらっしゃる」と指摘した上で、「願わくば、人数が多いので、同じ回答をすると皆様の命の砂時計を無駄遣いしますんで、大変恐縮なんですが、なるべく違うご質問でご質問いただけたらよろしいかと思います」と発言。「ごめんなさい。失礼なこと申し上げているのはわかってるんですけどお許しください」と断りを入れた。
記者が重複ではないとして「ちょっと具体的に答えていただきたい」と食い下がると、熊谷代表は「具体的とは? 先ほど、具体的にお答えしたと思いますけど」と応じ、記者が「その当時何があったのか、もう少し詳細に教えてください」と重ねて求めたことで、担当役員から説明が行われた。
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