常連客らが感じていた“違和感”
1人で帰宅した大隅さんは、一旦家から出てゴミを出した。その姿を隣の店の防犯カメラが偶然とらえていた。大隅さん宅の隣の店舗の人物は「ここのゴミ捨てだと思う。代行で帰ってきたのが多分2時くらい」と証言する。
この深夜のゴミ捨てに常連客は違和感を抱いていた。「夜にゴミを捨てにいくのは(部屋の中の)臭いを気にしている。ということは男性を意識している。ということは誰か来るか家にいたか」(常連客)
さらに大隅さんが、この日はいつもより1時間半も早く帰宅したことにも違和感を抱いていた。「午前2時ぐらいに(家に)帰ってますよ。早くないですか?」「早いよね」「午前3時とかじゃないですか。いつも結構明け方までやっていた」(常連客ら)
司法解剖の結果、大隅さんの死因は窒息死で、死亡推定時刻は7月28日の未明~早朝。帰宅した午前2時ごろから早朝のあいだに第三者が自宅に訪れたのか。または侵入したのか。それとも家に誰かがいたのか。その真相は謎だった。
元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は「無差別、通り魔でもない。強盗殺人でもないとなれば、もう周辺に容疑者が絶対いると思う」と推察していた。
さらに、警察が調べていたというのが「靴」。常連客らは警察から任意での聴取を受けており、調べに協力した常連客はこう証言した。「私のしか見てなかったから(足が)小さいのかなと思って。夫のは大きい靴だから、裏も何も見なかった。25~6センチぐらいのやつを見てた」(大隅さんをよく知る人物)
常連客によれば、任意の聴取を受けたのは、大隅さんが亡くなってから1週間も経たないタイミング。警察は当初から顔見知りによる犯行を視野に捜査していた可能性があった。
そして事件の背景につながるのか、こんな問題も。「自宅で500万円盗まれたと。ピンポイントで500万円だけ盗まれて、他のところは手をつけなかった」(常連客)
捜査関係者によると、大隅さんは3年前、自宅に保管していた現金300万円以上を盗まれたとして被害届を出していたそう。その時の犯人はいまも捕まっていない。さらに大隅さんは誰かと金銭トラブルを抱えていたという。
常連客は「絶対、あの人は借りることはない。だったら貸していた方」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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