■「夫のくにおさんが妻のたみよさんに説明」…最大3億円の夫婦漫才企画
しかし、田島議員が問題視したのは、採用された企画内容と巨額の公金だった。田島議員は「この企画、競争入札を入札したのは吉本興業で、この夫婦漫才は大阪弁であり、男性の夫側のくにおさんは妻の国民側・たみよさんに対していろいろ安全保障に関する状況を説明するという夫婦漫才になっている」と指摘し、予算や期間をただした。
原広報室長は「現在事業を実施している途中であるため、現時点でお答えすることは困難でございます」としつつ、「今回の広報は夏に企画競争で実施しているものであり、その概算経費につきましては、若年層向け、中高年層向けでそれぞれ総額1.5億円を上限としているところでございます」と答弁。若年層と中高年層向けを合わせ、最大で計3億円規模の上限額が組まれていることが明らかになった。
さらに田島議員が「この吉本興業が入札した企画競争入札ですよね。これは何社が応募したものですか?」と問うと、原広報室長は「今手元に正確な数字を持っておりませんけれども、複数社が企画を提案しておりまして、企画競争を実施したものでございます」と述べるにとどまり、正確な応募社数を明かさなかった。田島議員は前日の事前レクで「何社あるんですか?と聞いていますけどね」と述べたうえで、「答えられないということだと思う」と入札過程の不透明さを突いた。
また、仕様書で訴求対象が「40代以上の女性向け」とされている点について、田島議員は「男性、国であるくにおさんが、民である女性である妻のたみよさんに対してものを教えていく。私は家父長的なものを感じましたけれども、プロジェクトが40代女性以上、40代以上の女性をターゲットにしていると。これ本当に訴求していると日本政府、お考えになりますか?」と批判。
自身も同世代であるとした上で、「1.5億円をこれに上限で使う予算であるということ、それから、安全保障は人の命に関わるものでありますから、それを漫才にしていいのかどうかということも含めて、非常に私は疑問であるなという風に思いました」と述べ、多額の予算を投じた広報のあり方を強く疑問視した。
(ABEMA NEWS)
