車いすの天龍源一郎(76)をリングへ抱え上げ…娘と挑む「天龍プロジェクト」 生きるエネルギーと「ギブアップしてたまるか」

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■車いすごとリング上へ「こんなんでギブアップしてたまるか」

車いすの天龍源一郎
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 大会のクライマックス、紋奈さんの「水平でお願いします」という指示のもと、現役レスラーたちの手によって天龍は車いすごとリング上へと高々と持ち上げられた。リング中央に立った天龍は、満員の観客に向けてマイクを握った。「一人前のプロレスラーがお客さんに感動を与えるということを、お客さんも肝に銘じて今日帰路についていただきたいと思います。いくぞー!えいえいおー!えいえいおー!えいえいおー!ありがとうございました!」。会場は割れんばかりの歓声に包まれ、ファンからは「また歩けるようになってほしい」「いつかまた復活してほしい」と温かい声が飛んだ。

 その後天龍は、「どうだい観たか?プロレス面白いだろ?」と取材スタッフに問いかけ、「めちゃくちゃ面白かったです」と返されると、嬉しそうに顔をほころばせた。「いい試合見せてもらうとね、やっぱりエネルギーくれるのよ。(プロレスは)人生の張り。俺に何かを与えてくれるんだよね。元に戻りたいって気持ちだけだよ。こんなんでへこたれる自分が嫌なんですよね。こんなんでギブアップしてたまるかって思うもう1人の俺がいるんですよね。体がスゴく運動したって感じで喜んでいるよ。晩ご飯が美味いんだよ」。

 取材スタッフから「選手たちが戦っている姿を見ると、自分ももう1回リングに上がりたいと思いますか?」と聞かれると、「それは思わない。今のような感じで傍観者の感じで観て、『ああでもないこうでもない』って言ってるのが1番いいんだよ」とお茶目に笑った天龍。それでも、その胸に宿るプロレスへの情熱は、自力で再び歩くための不屈の闘志となって燃え続けている。

(『ABEMA NEWS』より)

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