■「もっと早く気づいてあげられなかったのか」単身赴任の父から手紙
さらに兒玉に、単身赴任で離れて暮らす父親からの手紙が手渡された。思いがけないサプライズに、兒玉は「大人になってからお父さんから手紙もらうの初めてくらいかも。泣いちゃう、読めないかも…」と声を詰まらせた。
手紙には、娘の努力を誇りに思うと同時に、父親として抱き続けてきた後悔が綴られていた。
《遥へ。お父さんは、遥へ伝えたいことがあり、手紙を書いています。夢に向かって努力し続けることの素晴らしさや、多くの人に応援されることの喜びを遥を通して知ることができました。それは、お父さんにとっても人生の大切な宝物です。しかし、当時のお父さんは気づいていませんでした。華やかに見えるアイドル活動の裏で、遥が大きな苦しみを抱えていたことを。後になって、うつ病を発症していたことや、自分の容姿への劣等感から整形手術まで考えていたことを知り、父親として胸が締めつけられる思いでした。もっと早く気づいてあげられなかったのか。もっと話を聞いてあげられなかったのか。その思いは、今でも心のどこかに残っています。頑張りすぎなくていい。一人で抱え込まなくていい。嬉しい時も、苦しい時も、お父さんはいつでも遥の味方です。30歳の誕生日を心から祝うとともに、遥のこれからの人生が笑顔と幸せにあふれることを願っています。お父さんより》
父の温かな本音に触れた兒玉は、「本当にいつも思っていることなんですけれど、お父さんとお母さんの娘でよかったです」と大粒の涙を流した。
両親の深い愛情に支えられ、暗闇を乗り越えた兒玉は、今改めてかつての自分自身へ向けてメッセージを送った。「過去の自分へ…メンバーと自分をたくさん比べてしまって、センターに選ばれたことのプレッシャーだったり、数字や順位を達成しなきゃ意味がない、認めてもらえない、そう思って自分を追い込みすぎてしまいます。もちろんあの時のひたむきな努力や頑張りは必要だったと思うけど、もっと…周りのメンバーに頼ったり、困った時は助けを求めてもよかったんじゃない?」「過去の自分と向き合ってみて、後悔がないって言ったら嘘になってしまうけど、今の私を見てください。毎日笑顔で過ごせているし私はいまとっても幸せです。希望のない暗闇を乗り越えてくれてありがとう」。
そして将来の自分に向けては、「いま私が大切にしているのは周りにいてくれる大切な人や、そばにいてくれる人、家族、愛しい人たち、大好きなこのお仕事、そして健康的な心と体があることです。そこをまず第一に考えるようにしてください。今後1人の女性としてではなくてもしかしたら母になるかもしれないし、そういった時はこれまで自分がそうされたように、誰かを守ったり助けたり頼られたりするような、そんな人間になってくれたら嬉しいです」と語り、前をしっかりと見据えた。
(『ABEMA NEWS』より)
