HKT48の初代センターを務め、選抜メンバーとして絶大な人気を誇った兒玉遥(30)。だが、美容整形を繰り返しても心は満たされず、ついに限界を迎えた身体は悲鳴をあげた。出番直前のパニック、決定打となった紅白歌合戦の出来事、そして20歳で下された「双極性障害」の診断と体重20キロ激増の療養生活について、その壮絶な舞台裏を語った。
「Re:MAKE 〜拝啓、あの頃の君へ〜」
■紅白歌合戦で「ネットでネタにされ落ち込んだ」
過酷な活動の中で張り詰めていた糸は、ある日突然プツリと切れた。「いつもできていた歌やダンスが突然できなくなって、あと1分で自分たちの出番が始まるコンサートで、急に赤ちゃんみたいに泣きじゃくって、床にうずくまってしまったり。自分でも何が起きているかわからない状態」。精神的な負荷は日々の積み重ねで深刻化していったが、その中で「とどめとなった」と振り返るのが、2016年の『NHK紅白歌合戦』だった。
視聴者投票で選ばれた48人が出演し、生放送中に上位16名を発表する企画が行われた際、「3位までに入っていると思うメンバーは最後に真ん中に集まってください」というアナウンスが流れた。この年の選抜総選挙で9位だった兒玉は、4位まで呼ばれなかった焦りから、3位が呼ばれる瞬間に中央へ走ってしまった。「そうしたら『みんながそうだよね』と思うメンバーが3人並んでる中、4人になるのはおかしいじゃないですか。ネットでもすごくネタにされてしまって、たくさんコメントを書かれてしまったからそれを見てすごく落ち込みました」。
■「元気な姿に戻れるのは1割」 20歳での診断と実家での療養
