8月6日(現地時間)ユタ州ソルトレイクシティのビビント・スマート・ホーム・アリーナで開催されたUFCファイトナイト。前半戦「アーリープレミルズ」の第2試合に登場したフェザー級、川尻達也(ランキング14位)は、カブ・スワンソン(5位)と対戦し判定1-2(28-29)で敗れた。
勝てなかった。
— 川尻達也tatsuya kawajiri (@CRUSHER_MMA) August 7, 2016
たくさんの応援ありがとう。
期待に応えられなくてごめん。
負けたけど。。。
格闘技が好きだ。
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2月のデニス・バミューデス戦で判定負けで背水の陣となったUFC6戦目。1Rからハイキック、バックハンドブローからタックル積極的な仕掛けを見せる川尻と、スワンソンのスタンドの打撃スピンキックなどの見応えある前半の応酬から、川尻がテイクダウンに成功。ハーフガードから肩固めからのグランドからの打撃もスワンソンが凌ぐ。
2Rも距離を保ちながら左キックなど川尻が有利に進めテイクダウンを狙うが、スワンソンに逆転されチョークスリーパーであわやの状況に追い込まれる。
その後再びスタンドの攻防となり、スワンソンのグランド状態での膝蹴りの反則で川尻がダメージを負い一時試合は中断。ドクターチェック後の試合再開も両者果敢にスタンドでの打撃戦を展開、後半川尻がケージに追い詰める場面も巧みにスワンソンがいなし効果的なロー、パンチを放っていく。
念のために病院で頭部のCTを受けてきました。
— 川尻達也tatsuya kawajiri (@CRUSHER_MMA) August 7, 2016
問題なし。
何度も何度も壁にぶち当たって、そのたびに跳ね返されて、残ってるのは格闘技が大好きってことだけでした。
結果は悔しいですが… https://t.co/41i8wt4J2n pic.twitter.com/Ujds1fmCHa
3Rも両者積極的な打ち合いが続き、川尻がタックルを試み上にばる場面が目立つが、ここでも絶妙にポジションを変えながら攻撃を交わすスワンソンの防御面での上手さが目立つ。
ラウンド後半はスワンソンの一方的な打撃が目立つ展開、川尻もヒールホールドを試みるもケージ際でバックを取られたまま試合は終了。
判定は1-2でスワンソンの判定勝利。1Rを川尻が取ったものの合計29-28の僅差で敗れた。
試合全体を見るとテイクダウン数3対1、コントロールした時間でも川尻優位の数字が示しているが、スタンドでの有効打撃数の差が勝敗を分けた。
上位ランカー相手の大健闘といえる内容にも、試合後に川尻は「何度も何度も壁にぶち当たって、そのたびに跳ね返されて、残っているのは格闘技が大好きってことだけでした。結果は悔しいのですが…」と敗戦を噛みしめるようにツイートした。