卓越したギターテクニックを武器に、アメリカやヨーロッパなどワールドワイドで活躍し、現在、全国ツアー中のMIYAVIが6日オンエアの『AbemaPrime』(AbemaTV)に生出演。世界を酔わせる超絶演奏を披露してくれた。
■MIYAVIプロフィール

2004年 ソロでメジャーデビュー
2014年 拠点をロスへ移動し活動
今年2月日本公開 アンジェリーナ・ジョリー監督作品で、俳優としてハリウッドデビュー
8月 1年4か月ぶりのアルバム『Fire Bird』をリリース
9月 全国ツアースタート
ライブ数:世界約30か国300公演以上。「サムライギタリスト」と呼ばれる。
MIYAVI)ツアーはいい感じにやらせてもらっています。ワールドツアーを来年また企画しているんですが、その前に日本をガッツリまわって、各地熱いファンの思いを受け止めながら。『Fire Bird』というアルバムは、海外に行けばいくほどくじけそうになる瞬間もたくさんあったんですけれど、心さえ折れなければ、信念さえ失わなければ何度だって挑戦できるという思いをこめて作った作品です。そういうメッセージをファンと共有しながらまわっています。
『Fire Bird』というのは“不死鳥”。普遍的なものというか、精神性。日本人として世界をまわって、翼が折れそうな瞬間はたくさんあるんですが、言葉もそうですし、もともとロック、ファンク、ブルース、ヒップホップ…アウェーなので。いろいろあるなかで、それでも何度だって挑戦するっていう。
■MIYAVIインタビュー
——ゲストMCの平成ノブシコブシ・徳井健太)世界の壁を超えるって、音楽っていいですよね。
MIYAVI)そうですね。音一発で心を通わせられる。昨今ギターミュージックがきこえてこないなかで、新しい時代のギターミュージックを作りたくて。
ギタリストとして、人気を集めるMIYAVIだが、今年2月に日本で公開されたアンジェリーナ・ジョリー監督作品「アンブロークン 不屈の男」で、俳優としてハリウッドデビュー。
MIYAVI)作品を通じて彼女(アンジェリーナ・ジョリー)にもたくさんのことを学ばせてもらいましたし、超一流のスタッフさんたちと仕事することによって、演技と演奏、パフォーマンスという部分で共通点もあって、すごく勉強になりました。
(演技について)他の人を演じるっていうのが僕自身初めてだったので、責任感もありましたし、もともとの作品が賛否両論あったので、(出演は)正直迷いました。でもやっぱり彼女(アンジェリーナ・ジョリー)の意思…戦争のいびつさというだけじゃなく、一人の男の人生を通じて、最終的に人を許すっていう境地にたどり着く強さを表現したいと(本人から)説明されて、そのためだったらすべてを賭けて挑戦する意味があるなと思って。


そしてMIYAVIは、「Raise me up」「Afraid to be cool」の2曲を披露。圧倒的なパフォーマンスに、徳井はガン見しながら「すげえ! 天才だわ」と惚れ込んだ様子を見せた。


MIYAVIはピックを使わない独自の「スラップ奏法」だが、ピックを使わない理由について「めんどくさかったんで」と笑いを誘いつつ、「普通に使っていた時期もあるんですけど、ギタリストとして、新しい可能性を…。ギタリストはギターを弾いてかっこいいと思わせてナンボだとおもっているので。ギターで世界を踊らせたいなと思っています。国境関係なく、音は世界をつなげると思うので。自分がギターと出会って、ギターで受けた衝撃を若い世代にフィードバックできるように」と語った。
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