鳥取県の許可を得て大麻栽培による町おこしに取り組んでいた会社代表が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。これを受け、鳥取県の平井伸治知事は大麻草の栽培を全面的に禁止するため条例を改正する方針を明らかにした。
ことの発端は、鳥取・智頭町(ちづちょう)にある大麻関連商品販売会社代表の上野俊彦容疑者が自宅で乾燥大麻88グラムを隠し持っていた疑いで逮捕されたことだ。容疑者が栽培していた産業用の大麻とは違うものとみられ、麻薬取締部は、入手ルートを調べている。厚生労働省の麻薬取締部によると、上野容疑者は、鳥取県の許可を得て町おこしのために産業用の大麻草を栽培し、しめ縄や加工食品などをつくっていたという。