『るろうに剣心』シリーズなど日本映画界を代表する大友啓史監督の最新作、映画『ミュージアム』が大ヒット公開中だ。謎のカエル男に大切なものを奪われていく小栗旬演じる刑事の主人公の戦争を描いた本作について、「絶望に陥った時、人はどう立ち上がっていくか。その過程にも注目してほしいですね」と語る大友監督。監督作に込めた思いを聞いた。
 ――今回の映画『ミュージアム』は、主人公の沢村刑事とカエル男の激突が、目で見てわかるバイオレンスだけでなく、精神的な内面の殺し合いみたいな描写も衝撃的でした。