
今年2016年は“VR元年"と言われている。VRとは「virtual reality」の頭文字を取ったもので、「仮想現実」を意味する言葉だ。
そのVRに関して、旅行情報誌「じゃらん」が新たな試みを行なっている。
「雑誌にVRスコープをつけ、バーチャルを体験していただけるというコンテンツを初めて行いました」
そう語るのは、VR事業を進めているというじゃらんムックシリーズの宮下真衣子編集長。
このVRスコープはダンボールのペーパークラフトのようになっており、「読者の方に組み立てて頂き、楽しんで頂くキット」であると宮下氏は説明する。キットとスマートフォンさえあれば使えるそうだ。
またVR開発に携わったという宮内純枝氏は、「旅をご家族で検討して頂くときに、気軽に旅先の下見をしてもらえればいいなと思っています。十分にそのための価値を出せると思います」と語り、開発の経緯を説明した。
VRの仕組みとしては、VRスコープから微妙に異なる2つの画像を見ることで右目と左目の視点がずれ、そのズレた部分が奥行と錯覚し3Dに見えるのだという。
また見ていて酔ったり気持ち悪くなったりしないように「何度もトライ・アンド・エラーをして、合わせていきました」と宮内氏はコメントした。
旅行情報誌とVRのコラボ。これから新しい旅行の決め方が生まれることは間違いないだろう。
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