日本生まれでタイ国籍のウォン・ウティナンくん(16)。国外退去処分を不服として控訴、現在係争中の彼は、住んでいる山梨県から自由に出ることは出来ない。その判決がきょう言い渡される。
ウティナンくんは2000年、甲府で生まれた。母親は不法滞在のままタイ人男性との間にウティナン君をもうけた。その後、母親がタイ人男性と別れたため、母1人・子1人で生活してきた。小学校にも通えなかったウティナンくんだが、13歳の時、地元の人権団体などの支援により、中学校に編入することができた。しかし、母親の不法滞在を理由に退去強制処分を言い渡されてしまう。