紙コップを使って、これまで無かった、画期的な"あるもの"を作り出した女性がいる。
 水嶋一江さんの自宅には糸とコップが張り巡らされている。これはなんと、紙コップと絹糸でできた"楽器"なのである。水嶋さんは「ストリングラフィ」という紙コップを使った世界初の楽器を発明した人物なのだ。
 2つの紙コップの間に通した絹糸を指で擦ることで音色が奏でられ、紙コップはスピーカーの役割を果たしている。つまり、糸電話の原理を応用しているのだ。