電通過労自殺 10代から30代、死因の1位は「未だ自殺」 2017/01/21 09:33 拡大する 1月20日、電通で働いていた高橋まつりさんが2015年に過労自殺した事件について、電通と遺族側が合意書に調印し、母親の幸美さんが会見を開いた。合意書には慰謝料等解決金を支払うことや再発防止策の実施状況などについて、毎年12月に遺族側に報告することが盛り込まれている。 そして同日、厚生労働省は2016年の自殺者数の統計を発表した。 2016年1年間に自殺で亡くなった人は2万1764人と7年連続で減少しており、減少率は統計を始めてから最大となった。自殺で亡くなった人が最も多かったのは2003年の3万4427人で、景気の悪化が要因の1つとも言われている。その後は減少傾向にあり、今回22年ぶりに2万2000人を下回った。 続きを読む