大統領就任前「中国からの輸入品に45%の関税をかけろ」と中国を目の敵にしてきたトランプ氏。就任初日に中国を「為替操作国」に指定するとも発言していた。また就任前とはいえ、1979年の米中国交化正常化以来、初めて台湾総統と電話会談を行った。これに対し「一つの中国」を掲げる中国は激怒。
しかし、トランプ氏はどこ吹く風。「軍用品を買ってくれるのに電話を受けないのはあまりに失礼だろう」「『一つの中国』を含むすべてが交渉の対象だ」と語った。中国の習近平国家主席は「保護主義はきっぱりと反対する。貿易戦争を行えば、お互いに傷を負い、共倒れになるだけ」と述べた。