「"障害者"と呼ばれる人たちとあまり接点が多くなかった人たちにとっては、"乙武さん"っていう存在は"入り口"として丁度いいんだと思う。知らないと、"どう接したらいいんだろ"、"失礼があったらいけないな"とか、"どんなお手伝いして差し上げたらいいんだろう"って無駄に気を使うし、腫れ物に触るようになっちゃう。それって別に悪いことでもなくて、知らなければ当然のことだと思う」。
「でも僕の場合、何を言われてもそんなに傷ついたりするタマでもない。そこまで多くの手伝いを必要としているわけでもないので"意外と普通なんだね"で、終わるんですよ。まずは触れてみないと見てみないと、判断すらしようがない。だから僕と触れ合ってみて"いや俺、乙武嫌いだわ"でも全然いいと思う」。