
ニュースサイト「ハフィントンポスト」が紹介した、"犬を無理やり水に入れる"動画"が波紋を呼んでいる。
この動画はハリウッド映画の製作現場で撮影されたもので、濁流で溺れている人を犬が助けるというシーンのために、犬を強制的に濁流に流す様子が収められており、突き落とされた犬が最後は溺れて水の中に沈んでいく様子が見て取れる。犬と人間との絆を描いた人気映画の舞台裏のショッキングな実態に、抗議活動が展開される事態になっているという。
人間のために働く動物たちは、私たちの身近な所にも増えてきている。動物と触れ合えることがコンセプトの飲食店の中にも、悪質なものが現れるようになった。
「狭い場所で長時間足に紐をつけたまま飼育をし、糞尿を増やさないために水分も与えず、ストレスのために体調を崩したフクロウを死ぬ直前まで病院に連れていくこともなかった。しかも、死んだフクロウは裏の空き地に埋められていたそうだ」。
これはある"フクロウカフェ"のスタッフによる内部告発だ。
動物の権利を守る活動をしている保護団体「アニマルライツセンター」はウェブサイトにこの告発内容を記載、所轄の保健所に指導を依頼するとともに、全国の猛禽類の展示業者などにフクロウカフェの撤廃を要請した。
「アニマルライツセンター」からの抗議に、あるフクロウカフェの店長は「野生のフクロウと、卵から人間が返したフクロウとは全く性質が異なるということも分からないまま、フクロウカフェが悪だという認識を植えつけられてしまっている」と、複雑な心境を明かす。
動物研究家のパンク町田氏は「フクロウカフェにいるようなフクロウは、ヒナの頃から人間が身近な存在だと教え込まれているので、皆さんが想像するほどストレスのかかるものではない。野生動物でも人間と触れ合うことを求めている場合もある」としながらも、「飼育下に生まれたフクロウであっても家畜ではない。普通、動物同士が触れ合うのは、生殖のため、獲物を捕らえる時、自分が獲物として襲われる時など、限られた場合のみだ。長時間人間に触れられることは、ある程度ストレスにはなっているだろう。触りすぎは良くない」とも話す。
日本では去年、動物愛護管理法が改正され、下記のように、犬・猫カフェに関する規制緩和や基準づくりも実施されている。
- 犬と1歳未満の猫は午前8時から午後8時まで展示可能(成猫は午後10時まで)
- 長時間展示の場合、途中で休憩時間を設ける
- 高齢猫を展示する場合、定期的に健康診断を受けさせる等、健康に配慮した扱いが必要
このように法規制も「ペットビジネス」に追いついてきてはいるが、対象となるのは犬と猫だけで、それ以外の動物に関しては整備が不十分なのが現状だ。
パンク町田氏は「人気に便乗してできたお店は、自分の知識や技術が向上する前にオープンさせてている可能性も高い。"展示"や"保管"として登録、業務を行う動物取扱業の場合、年に一回講習を受ける義務がある。飲食スペースで動物を飼う業務も、その中に入れて欲しい」と訴えている。(AbemaTV/AbemaPrimeより)


