清水富美加あらため“千眼美子”の告白本には自身の労働環境についても触れられていた。
 苦手な作品について、清水は「やるなら抜かりなくやりたい」、教団側は「事務所の仕事の振り方が不適切」、事務所側は「仕事は一切押し付けず」とそれぞれの言い分が食い違っている。
 また告白本でもポイントになっているカネの問題だが、タレントを売り出すのには、一体どれくらいの費用がかかるのだろうか。1980年代、女性4人組のアイドルが史上最高金額の40億円をかけて売り出されたことが当時大きな話題となった。また2000年には総費用21億円をかけて新人発掘オーディションを行った事務所も。社運をかけた新人の発掘、育成と売れると大きな金額になるため先行投資をする。当然、レッスン代やスタッフの人件費などの経費がかかる。しかし今ではお金をかけずにSNSやYouTubeなどで火がつき、ブレイクするタレントもいる。今後、事務所は時代に合わせ、売り出し方を変える必要があるのかもしれない。