新日本プロレスの新春を飾る風物詩である「1.4大会」。2017年も『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』として1月4日に東京ドームにて開催される運びとなったが、新日本プロレス初の試みとして、東京ドーム大会用にイメージテーマ曲の制作が決定。なんとその制作を担当するのは、ヒップホップ・ユニット:サイプレス上野とロベルト吉野!

 ユニットの中でもラッパーのサイプレス上野は、リリックに数々のプロレス関連ワードを織り込むのは当然のこと、出演中の「フリースタイルダンジョン」においてはプロレスTシャツの着用やマスクを被っての登場といった、プロレスファンならではのギミックと演出を見せ、そして自身たちのMVでは“BUMP”(これもプロレス用語では「受け身」の意)にプロレス界きってのハードコアファイター:葛西純、“やってやるって”には昭和~平成のマットを熱く燃やしたド演歌ファイター:越中詩郎を招聘するなど、音楽シーン屈指のプロレス者として知られている。

 「この記者会見の前日も両国国技館に「戦国炎舞 -KIZNA- Presents KING OF PRO-WRESTLING」をいちプロレス・ファンとして見に行ってて。オカダ・カズチカVS丸藤正道(プロレスリング・ノア)の試合は、もう見てるだけでクタクタになるぐらいスゴかった……」と語る彼に、今回のテーマ曲の制作について伺った。

 「新日の「1.4」のテーマ曲づくりなんて……遂にてっぺんまで行ってしまいましたね。もうプロレス・ファン卒業なんじゃないかなっていう(笑)。それは冗談としても、この新日伝統の興行のテーマ曲が作れるなんて、ほんとに嬉しいし、緊張も半端ないですね。

 『みんなが奮い立つような曲が欲しい』っていうオーダーを頂いてて、自分としてもこの大会から一年が始まるような「初詣」的な興行なので、そこに相応しい、熱のこもった、自分も含めてプロレス・ファンの心が沸き立つような曲を作ろうと思ってますね。

 とにかく今の新日はどこを切っても面白いんですよ。「1.4」のカードで決まっているオカダ・カズチカVSケニー・オメガのようなメインになる試合はもちろん、柴田勝頼選手の昭和的なストロング新日スタイルとか、内藤哲也選手、EVIL選手、BUSHI選手のユニット:ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンやその決め台詞の「Nosotros Los Ingobernables de Japon」みたいなキャラが立った魅せ方だったり、ジュニアの目まぐるしい試合展開とか、本当に色んな魅せ方とそのバリエーションがあるから、誰が見ても面白いと感じると思うんですよね。だから本当に見て欲しいし、俺らの作るテーマ曲がその入口の一つになったら嬉しいですね」

(C)AbemaTV

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