最年長棋士として戦い続ける加藤一二三九段(77)が、新たな偉業を達成した。
2月8日に行われた第88期棋聖戦二次予選で、佐藤天彦名人(29)と対戦。これで実力制として初代名人となった故木村義雄十四世名人から13代目の佐藤名人まで、すべて対戦したことになった。加藤九段は当時の最年少記録だった14歳7カ月でプロ入り。62年以上プロ棋士であり続けたからこそ達成された快挙だ。
この対局を、AbemaTVでは3月10日午後7時から放送。加藤九段は残りの棋戦ですべて敗退すると、その時点で引退となる。残り少ない現役生活だけに、貴重な一局だ。