弘中綾香アナウンサーをゲストに迎えた「小松靖のモノノフモード」がついにラスト。今回は弘中アナに自身が担当する番組「『ミュージックステーション』で観たいと思う、ももクロメドレー3曲を選んでください」というお題を投げさせていただきました。「決めるの難しかったです…」と吐露しつつ弘中アナがセレクトした3曲を小松アナが「すげー観たい!」と絶賛。果たしてその神セトリとは? そして弘中アナが「Mステ」の演出面にも言及しちゃいます!
それではテレビ朝日の”アナノフ”による熱い対談をたっぷりどうぞ。

20代の彼女たちが歌うからこそ説得力が増す曲(弘中)

--今回は弘中さんが観たいと思う、「『Mステ』ももクロ3曲メドレー」を選んでいただいたと。
弘中:選びました。けど選ぶのすごく大変でした…。
小松:これ大変でしょー。わかる。3曲に絞るって断腸の思いですからね。
弘中:ほんとに、ほんとに。

3曲に絞る難しさを訴えるお二人
--すいません…。
弘中:ふふ(笑)。まず1曲目は「MOON PRIDE」。
小松:おー。
弘中:女の子はやっぱり「美少女戦士セーラームーン」が大好きで、私にとっても特別なヒロインなんです。ももクロちゃん、よくぞそこに飛び込んでいったなと。彼女たちの覚悟がすごいと思いました。歌詞も良いんです。強い女の子の姿が描かれているんですけど、20代になった彼女たちが歌うからこそより説得力が増す曲だと思います。それとこの曲は踊りがいいですよね。
小松:全員がディレイしながら追っかけていくような部分もあれば、きっちり振りつけを揃えるところもあってね。かっこいいよね。
弘中:初期のももクロって、5人横並びの振りつけが多かったように思うんですけど、最近の作品では5人がフォーメーションをチェンジしながら、歌うっていうのが多い印象があります。そのパフォーマンス能力の高さたるや…。ぜひ、1曲目で視聴者の度肝を抜いてほしい。
小松:あ、そうだ! あの、映像をぜひ観てください! 2014年の神奈川・日産スタジアムライブの「ムンプラ」が熱いです!
弘中:日産ね! 衣装もかわいい。
・「【ももクロLIVE】MOON PRIDE / ももいろクローバーZ(from ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~)(MOON PRIDE/MOMOIRO CLOVER Z)」
あがるんだよね!(小松)
あがんの!! あがんの!!!(弘中)

弘中:「ムンプラ」の始まり方も好きなんです。「イントロからいきなりサビ!」みたいな。後半は結構長めの間奏があって、そこからCメロ→サビ→転調する大サビに向かうんです。そういう展開も私のツボで…。

♪トゥール ルール ルルルールー(サビのメロディを歌いだす小松アナ)

♪ふんふふんふん ふふふーふ ふーふふーふふふふふふーふーふ(一緒になって歌いだす弘中アナ)

♬だらーらららーら らーららーら!!!!(転調して盛り上がる2人)
--(笑)
小松:あがるんだよね!! あがるんだよね!!!
弘中:あがるんです! あがんの!! あがんの!!! あそこが好き! 後半の盛り上がり方が半端ない曲、ということです。
--あはは(笑)。曲の展開が好きだと。
弘中:構成が素晴らしい。私、Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→サビ→転調サビとかの流れが大好きなんですよ。
--転調はリスナーにとってクイッと気持ちがあがる瞬間ですよね。
小松:弘中って何か楽器やってたの?
弘中:バイオリンをやってました。けどクラシックよりも、アイドルソングが好きなんです。アイドルの曲って「構成が見事だなー」と思う曲が多いんです。
小松:うんうん。嵐とかもいい曲が多いよね。
弘中:嵐はわかってるんですよ(コクリ)。
小松:なんか女性敏腕プロデューサーのような風格を感じさせる受け答えになってきましたね、弘中さん(笑)。いいですよー。
ももクロちゃんは生の歌声が熱い。2曲目はしっとりと(弘中)

弘中:2曲目は「白い風」です。ピアノから始まる曲で、歌い出しはしおりんなんですけど、音程が難しい曲ではあると思います。
--聴かせる曲ですもんね。
弘中:この曲で”ももクロの歌力”を見せつけてほしい。ももクロちゃんて”元気なアイドル”ってイメージが強いと思うんですけど、「MOON PRIDE」でパフォーマンス力を見せつけて、「白い風」で5人それぞれ歌唱力で魅了してほしい。ももクロちゃんは、生の歌声が熱いんです!
小松:わかる、わかる。納得しかない。
弘中:かつ、ここではしっとりとしたステージングを。「大人の女性として、成長しました。明るいだけじゃない私たち…」みたいな。
小松:弘中さん、とってもいい感じです。
これはもう、ももクロの曲。最後はモノノフと熱いステージを(弘中)

弘中:そしてラストは、「Believe」。
--おっ。初期の曲ですね。
小松:大好き。だけど、カバー曲でしめるんだね。
弘中:「ツヨクツヨク」とどっちかで悩んだんですけどね。カバー曲だけど、これはもう、ももクロの曲として存在していると思ってます。
小松:わかるー!
弘中:最後は盛り上がる曲で! そして「Believe」では客いれもしてほしい!!
小松:あははは(笑)。まさかの演出面にも言及! さすがだな。けど盛り上がりそうだね。
弘中:「白い風」が終わった瞬間、カーテンが開くとモノノフが登場するんです。そして最後に”ももクロ×モノノフ”の画をお茶の間に観てもらって、「これぞももクロのライブ」という姿を打ち出したいです。
小松:すげー! 本当に観たくなった…。ワクワクする。
「Believe」を映す「Mステ」のカメラワークが観たい(弘中)
全ての曲に努力の跡がある(小松)


弘中:「Believe」はフォーメーションを組んだまま横にスライドするサビの振りつけがかっこいいですよね。
小松:かっこいいね。
弘中:それをね、「Mステ」のカメラがどう撮るのかも観たい。なにかしら演出を施してくれると思うんですけど。
小松:まさか番組サイドがMCに試されるときがくるとは…(笑)。ただこの意見は解ります。テレビ朝日の番組で、手前味噌ではありますけど、「Mステ」のカメラワークって本当にすごいんですよ。カット割りがしっかりしているし、振りつけを熟知しているファンが「ここの振りはしっかり撮ってね」と思う部分をきっちり押さえてくれているんです。一瞬でもスイッチングが遅れてしまうと視聴者の温度が下がってしまう。けれど、そこをきっちりプロの仕事で瞬時に捉えてくれるんですよね。これはいち視聴者として思うことです。だからこそ、弘中は「Mステ」がどう撮るのかを観たいんだと。
弘中:観たい!
--確かに「Mステ」のカメラワークは見事ですよね。照明も美しいです。
弘中:手の動きだったりとか、細かい足の振りだったりとか、スタッフ一同、この曲のミソがどこなのかっていうのを考えながら、収録に臨んでいるんです。
小松:ちなみに弘中はどう撮るとかっこいいと思う?
弘中:うーん…。ただ単純に横に移動しながらってというよりは、円形のステージで360°撮影ができたらより臨場感が増すのかなと。
小松:客入れもするしね。考えてみると、ももクロってどの曲にも振りつけがあって、彼女たちが楽に流してできる曲が1つもないんだよね。全ての曲に努力の跡がある。それが心にくるよね。
弘中:そうですね。

「弘中綾香が観たいと思う、ももクロ『Mステ』メドレー」
1曲目「MOON PRIDE」
2014年7月30日リリース 12thシングル「MOON PRIDE」[セーラームーン盤][ももクロ盤]収録曲
2曲目「白い風」
2011年12月25日リリース「ももいろクリスマス2011 さいたまスーパーアリーナ大会」会場限定販売盤収録曲
3曲目「Believe」
2013年6月5日リリース ファーストふるアルバム「入口のない出口」[初回限定盤A][初回限定盤B][通常盤]収録曲
小松:このセトリはやばいんじゃないですか。
弘中:モノノフの皆さんにも、ももクロをあまり知らない方にも、”彼女たちの魅力がわかる3曲”って視点で選ばせてもらいました。
小松:イイ話聞けた。ありがとね。
弘中:ほんとですか(笑)。いえいえ、こちらこそありがとうございました。



第五回目 完
3回にわたりゲストとして登場してくださった弘中さん、ありがとうございました! 次回の「モノノフモード」は小松さんが選ぶ「ももクロの歌詞がすごい3曲」を発表。小松さんが「朝、犬の散歩中に聞いてて軽い啓示を受けた」と発した神曲とは。第6弾も、ももクロ愛が炸裂します!(テキスト:中山洋平)
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