1997年度の過去最高益を頂点に、長年業績不振が続いたソニー。2011年度には4567億円という過去最大の赤字を計上し、文字通り“どん底”からのスタートとなった平井一夫社長は、就任した2012年度から「ソニー改革」を掲げてきた。2015年度、エレクトロニクス事業が5期ぶりに黒字化。それ以降、メディアでは「ソニー復活」の文字が踊る。

 そんな中、3月10日から19日まで米国・テキサス州オースティンで開催されるクリエイティブの祭典「SXSW2017(サウス・バイ・サウスウエスト)」に、ソニーは大々的に出展する。過去、社内のプロジェクト単位で(小さく)出展してきたが、今回は各部署のアイディアを集結させ、“ワンソニー”として会期中の12日~14日の3日間に展示を行うという。