2016年10月に史上最年少でプロ入りした藤井聡太四段(14)が10日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた新人王戦に臨み、大橋貴洸四段(24)に144手で勝利した。
 藤井四段と大橋四段は昨年10月、第59回三段リーグで同時に四段昇段。成績は藤井四段がトップの13勝5敗、大橋四段は12勝6敗、直接対決でも藤井四段が勝利していた。
 新人王戦は、(1)26歳以下(10月1日現在)、(2)六段以下(タイトル戦経験者は除く)、(3)成績選抜の女流枠(26歳以下)4人、 (4)赤旗名人戦優勝者、(5)前期三段リーグ成績上位者(定員40人から前述の1~4の合計人数を引いた人数が参加)の条件を満たす棋士に参加資格がある。持ち時間は各3時間。昨年は増田康宏四段(19)が優勝した。