シルベスター・スタローンのインスタグラムで、映画『ロッキー3』撮影時の裏側を明かした。

当時撮影のためにプロティンダイエットを敢行していたために、肉体的にも精神的にもエネルギー不足に悩まされており、頭がフラフラし、ヘトヘトになりながら撮影に臨んだという。ラウンドの休憩ごとに玄米のオートミールクッキー少量、蜂蜜を入れた25杯のコーヒー、マグロのスープなどを摂取し体脂肪率2.9%という危険なレベルまで絞り込み、見た目は絞り込まれて良く見えていたが、かなりリスクのある体づくりをしていたことを回想している。

『ロッキー3』といえば、ミスターT演じる、クラバー・ラングに敗れたロッキーが、リターンマッチで復活を遂げるまでを描いたストーリーだが、闘争本能を失ったボクサーが再び奮起するという話を通し、スタローン自身が変わりたいという願望や、一度やり込められてからどのように新しい挑戦に適合していくかというのを舞台裏でも実践した一例として明かしている。

クラバー・ラングとの対戦シーンに関しては、4ヶ月のリハーサルで絶え間なく殴られ続けるという壮絶なものだったようだ。実際『ロッキー3』は、スタローンのストイックな肉体改造の話に加え、フルラウンドの戦いを演じきり壮絶なシーンを再現した作品として知られている。

また、ハルク・ホーガンが出演したプロレスラーとのシーンだけでも10日間も撮影に割いたと言われ、撮影シーンの裏話として力の加減がわからなかったホーガンが、スタントマン3人に怪我を負わせたことも明かしている。