毎年恒例となっているKrushの名古屋大会が、今年は8月20日に開催される。会場は例年どおり、名古屋国際会議場イベントホールだ。

(会見に出席した佐藤氏。野杁、大和の写真とともに記念撮影)

3月16日に行なわれた開催概要発表の記者会見には、昨年に続き大会実行委員長を務める佐藤嘉洋氏も出席した。現役時代から一貫して地元・名古屋で活動してきた佐藤氏は、今年の名古屋大会も「東京と比べても遜色のないものにしたい」と意気込みをコメント。昨年の大会も超満員に導いており、期待は大きい。実際、昨年の大会を見た人から「来年も必ず行く」と言われたと佐藤氏。充分な手応えを感じているようだ。

この会見で、今回の出場予定選手としてアナウンスされたのは合計9名。野杁正明、大和哲也、泰斗、大岩龍矢、石田勝希、篠原悠人、東本央貴、倉崎昌史、近藤拳成という面々だ。

野杁は、愛知県出身でK-1、Krushで活躍。日本を代表する選手の一人と言っていい。そのハイレベルなテクニックは「もはや芸術の域に達している」と佐藤氏。大和はヒジありのキックボクシング、ムエタイでも活躍してきた選手で、4月22日にK-1新生初参戦。その流れで地元・名古屋でのKrushにも参戦することに。これまでエキシビションには出ているだけに、待望のKrush名古屋大会“初本戦”となる。

さらに、佐藤氏が「名古屋Krushでは神がかった試合をする選手」と言う泰斗、昨年の名古屋大会で小澤海斗の-58kg王座に挑み、敗れはしたが大激闘を展開した大岩と、トップランクのファイターが数多くラインナップされている。前回の試合でインパクトのあるKO勝利を飾った石田、K-1甲子園優勝の篠原、近藤と若い注目株も登場。

マッチメイクは未発表だが、佐藤氏も「去年以上の盛り上がりにしたい。一地方大会ではなく“まさにKrush”というものにできれば」と語っており、すでに宮田充プロデューサーとさまざまなプランを練っているという。

また、大会が行なわれる8月20日は日曜日。本戦開始は16:00で、長引いても20:00には終わる予定になっているという。

「名古屋で美味しいものを食べて、新幹線で余裕で帰れる時間。ぜひ東京からも見に来てほしい」というアピールも忘れなかった佐藤氏。昨年同様、東京のファンも見たくなるマッチメイクになりそうだ。

文・橋本宗洋

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