将棋の三浦弘行九段(43)が3月17日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第88期棋聖戦の決勝トーナメントの対局に臨み、木村一基八段(43)に敗れた。
 この日の対局は接戦で三浦九段にも勝機があったが千日手に。指し直しの一局は木村八段に押し切られた。
 三浦九段は昨秋から対局中に将棋ソフトの不正使用疑惑をかけられていたが、後に第三者調査委員会の報告により、疑惑が晴れた。出場停止処分が昨年末で終わり、今年2月13日には第30期竜王戦1組ランキング戦で羽生善治三冠(46)と対局し、復帰していた。復帰後の三浦九段の成績は0勝3敗。