新日本プロレス春のビッグトーナメント「NEW JAPAN CUP」が、3月11日の愛知県体育館大会からスタートした。

16名参加で、優勝者はIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、NEVER無差別級いずれかを選んでタイトルに挑戦できるこのトーナメント。新日本マットを代表する強豪ばかりが集うだけに、予測不能の闘いになるのが恒例だ。

今年もやはり波乱の幕開けに。初日の名古屋大会では、エースとして新日本を引っ張ってきた棚橋弘至がEVILに敗北。昨年の1.4ドーム大会でオカダ・カズチカに敗れ、今年の1.4では内藤哲也の軍門に下るなど満足のいく結果が出せていない棚橋。今回の「NEW JAPAN CUP」は名誉挽回のチャンスだったが、毒霧攻撃もあって勝利を奪われることに。

現在の新日本で最も勢いがあると言えるユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員であるEVILは、「棚橋弘至の魂よ、安らかに眠れ」と世代交代を強調。一方、敗れた棚橋は「今の俺はただの燃えかすだ」とうなだれるしかなかった。

翌12日には、尼崎で1回戦の後半ブロックが実施。ここでは石井智宏がケニー・オメガに勝利している。ケニーは1.4東京ドームでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと激闘を展開した現在の新日本最強外国人だけに、これもビッグ・アップセットだ。

3.13福井、3.14米原、3.15松本、3.17所沢の各大会では、トーナメント2回戦が行なわれた。ここでまず準決勝進出を決めたのが、棚橋を下して勢いに乗るEVIL。下した相手は永田裕志だったから、ビッグネームに連勝したことになる。

そのEVILと3月19日の浜松大会における準決勝で対戦することになったのはバッドラック・ファレ。もう一方のブロックからは、鈴木みのる、ジュース・ロビンソンを下した柴田勝頼が石井と対戦する。石井はバレットクラブのケニー、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADAとライバルユニットとの対決を制した形だ。柴田と石井は、ともに真っ向勝負を好むタイプで、これまでにも火の出るような闘いを繰り広げてきた。今回の準決勝も凄まじいものになりそうだ。

3.19浜松での準決勝はEVILvsファレ、柴田vs石井の好カード。勝ち上がった2選手が3月20日の長岡大会で決勝戦を争う。誰が優勝し、どのタイトルに挑戦しても刺激的だが、まずはトーナメント準決勝・決勝で見応え充分な闘いが見られるのは間違いない。

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