トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 17・18回戦が20日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、17回戦で石橋伸洋がオーラスで逆転トップ、18回戦では村上淳(いずれも最高位戦日本プロ麻雀協会)が10万点超の記録的な大トップを取った。
17回戦は石橋、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)による三つ巴の展開で終盤に突入。オーラス時でトップの勝又が3万6100点、2位鈴木が3万5200点、3位石橋が3万5100点と、あがった者がトップという大接戦に。ここで石橋が7巡目でテンパイを入れると、直後の勝又の捨て牌でホンイツ2000点の出上がり。ここ一番での勝負強さを見せた。「親番で積極的に仕掛けられた。親番で強気に打つのが自分のスタイル」と手応えを感じていた。
18回戦は、村上の独壇場だった。起家の村上は東1局から絶好調。次々に点棒を重ねると、東1局は4本場まで継続し、4万5600点に。再び迎えた南1局の親番ではさらに加速。軽いあがりから大物手まで自由自在にまとめ、全25局で11回のあがり。対局終了時ではプロの対局としても珍しい10万点を超える記録的なトップとなった。「最後まで集中して打てた。僕の中でもRTDの予選としてはベストバウト。こんなことあるんですね」と振り返っていた。
WHITE DIVISION 17・18回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+141.9 2位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+140.0 3位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)+69.8 4位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)+27.7 5位 藤田晋(サイバーエージェント社長)+13.2 6位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)▲16.6 6位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)▲62.6 8位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲313.4
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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