シーズンREC5-4
モンスター R-指定/DOTAMA/サイプレス上野
VS
チャレンジャー CINDERELLA MC’S(あっこゴリラ、FUZIKO、椿)
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■R-指定、「ギャル【コンプラ】ウィークエンド!!バコバコバスツアー/朝まで生デンマぐらいのもんだ マザファッカー」
前3週はNAIKA MC/TKda黒ぶち/崇薫によるチャレンジャー「パンチラインフェチズ」が席巻したフリースタイルダンジョン。その熱気を引き継ぐことを期待させられるサード・シーズンREC5-4には初の女性チャレンジャー・チーム「CINDERELLA MC’S」が参戦。
今年1月に行われたフィメール・ラッパーだけによるMCバトル「CINDERELLA MC BATTLE」で活躍したMCで構成されたこのチームは、この大会で優勝を果たし、EP「Back to the Jungle」のリリースや、主宰イベント「ドンキーコング」の開催、またラジオやTVでの司会など引っ張りだこのあっこゴリラを筆頭に、フィメール・ヒップホップ・グループ「S7ICK CHICKs」のMCとして、またソロとしても「SCENARIO」のリリースを持つFUZIKO、戦極MC BATTLEやUMB、THE罵倒などに出場し、「CINDERELLA MC BATTLE」の中でも屈指の名試合を見せた椿の3人で構成された。
その意味でも現在進行系のフィメール・トップ・ランカーが集結したこのチームに、まず与えられた試合形式は「3on3」。モンスター側からはR-指定/DOTAMA/サイプレス上野が登場。先攻:モンスター、後攻:チャレンジャーで始まったバトルは、「今日は可愛い女子との合コン/だからおめかしして来たよ」というサ上の言葉からスタート(だが、そのおめかしは、ノースリーブのタータン・チェック・シャツという、往年のWWEレスラー:ミック・フォーリー的なスタイル)。
対するあっこゴリラは「上野さん、こないだ北海道で一緒にライブになった時にホテルに誘ってくれたじゃないですか?」という下ネタ爆弾を投下。これにはワイプで抜かれていたMC漢も苦笑い。
そしてR-指定もAVネタ「AVだったら企画物で集まった3人/コイツらで単体のAV作れねぇぞ」「ギャル【コンプラ】ウィークエンド!!バコバコバスツアー/朝まで生デンマぐらいのもんだ マザファッカー」でチャレンジャー・チームを追い立て、サ上も先程の暴露に屈すること無く「あっこゴリラ/お前の操を俺にくれよ」と切り返すエンターテイナーぶりを見せる。結果は4:1でモンスター・チームの勝利。
1stラウンドはかなり緊張感が強かったチャレンジャー・チームだが、2ndラウンドはFUZIKOの「ガラスの靴を取り返しにきたんだフリースタイルダンジョン」や、椿の「日本を作る変えていく道」といった言葉はあったが、まだ緊張は抜けなかったか、セッション的なバトルにはならずに、「マジやりづれえ!」というあっこゴリラの言葉通り、全体的に手が合わないまま、結果はモンスター・チームのクリティカル勝利。3on3という試合形式の難しさもあったと思うが、CINDERELLA MC BATTLEで彼女たちが見せたようなタフなセッションが形にならなかったのは残念!
モンスター T-PABLOW
VS
チャレンジャー 戦極U-22選抜(Amateras、LUIZ、9for)
■T-PABLOW、「てめえらのラップなんて学園祭/ニガリから貰っとけテメーらブラックサンダー」
続くチャレンジャーは「戦極U-22選抜」。戦極MC BATTLEに参戦する若手MCで結成され、「SCHOOL OF RAP」や「超ライヴ✕戦極U-22」で準優勝を果たすAmateras、ACEの弟であり「THE罵倒」などに参戦するLUIZ、「超ライヴ✕戦極U-22」でベスト8を奪取した9forの3人で構成されたこのチーム。特にAmaterasはその「白金育ちの慶応ボーイの金持ち」というキャラクターとそ、れをラップに織り込んだスタイルで注目されている存在であり、今回のダンジョンでもそのスタイルが炸裂するかが期待させられる。
「1on1」スタイルとなった1stバトルに登場したチャレンジャーはAmateras、モンスターはT-PABLOW。年齢的には近いが、生い立ち的にはかなり差のある二人のバトルとなったこの試合。「生まれ川崎/超えてきた幾多の荒波/確かに出る育ちの悪さ/テレビに出てても隣にハスラー」「家は億の借金があるぐれえ貧乏だったけど成り上がり」と打ち出すT-PABLOWに対して、「俺は生まれた時からもう成り上がってます」「何が努力?汗水流さん/シャンパンかけたい」と切り返し、T-PABLOWの「メッキを剥がしてやる」という言葉にも「新しいメッキを購入するだけ」と、これでもかと金持ちアピールで返すAmateras。結果はチャレンジャーの4:1でAmaterasの勝利。
2ndラウンドはその勢いに飲まれること無く、「少年院に手紙書くために取った鉛筆だった/鏡の前では演じるラッパー/けど今は物真似じゃ無くここまでこれた」と自分のスタイルを貫くT-PABLOW。そして「てめえらのラップなんて学園祭/そういう所なんだよ部活かなんか/ニガリから貰っとけテメーらブラックサンダー」と打ち込む。
対するAmaterasも「般若の首/あれは金じゃ買えないだから来てんの/金で買えないもの1%/99%自分で補ってるから」と返し、自分の人生と努力とヒップホップを語るT-PABLOWに対して「貧乏とか努力とか恥ずかしいから言うなよ/自分の成功だけをマイクで言ってる/努力したことを言わないのがスターだろ」と徹底して「金持ちのヒール」を演じきるAmateras。
結果はT-PABLOWのクリティカル勝利。しかし、ヒップホップ的にはネガティヴに捉えられがちな、高学歴や金持ちという属性を、徹底してエンターテイメントに、且つ戯画として表現したAmaterasの「面白さ」は、視聴者に伝わったことだろう。
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