元UFCライトヘビー級のジョン・ジョーンズが、昨年からの1年間の謹慎期間があけ、総合格闘技のリングへの復帰が間近か?と、海外のMMA専門メディアなどが伝えている。
ニュータイプのMMAファイターとして2008年のUFCデビュー以来、圧倒的な強さを発揮。一度の反則負けを除いて22勝1敗と順調なキャリアを重ねていたが、2015年にニューメキシコ州で当て逃げ事故を起こした後に逃走、しかも被害者が妊娠中の女性だったことから社会的にも批判され、ライトヘビー級のタイトルも剥奪された。事件を受け謹慎期間を経て、昨年4月のリング復帰を果たすも、試合後の薬物検査でクロミフェンとレトロゾールといった違法薬物が発見されたことで1年の出場停止になっていた。
交通事故の件に関しては、有罪判決を受け18ヶ月間の保護観察と、72回の子ども施設を訪れる社会奉仕活動を課されていたが、すでに奉仕義務を遂行したことが事故を起こしたベルナリオ郡の地方検事のコメントからも明らかになり、3月28日の時点でジョン・ジョーンズは自由になったとのことだ。
厳密には、薬物テストを行った2016年7月6日から1年間の出場停止処分とされているので、リングに正式にジョーンズが戻るのは2017年7月6日以降、早ければラス・ヴェガスで行われる7月5日~8日の4日間開催される「UFCインターナショナル・ファイト・ウィーク」の後半に参戦する可能性もあるという。