太平洋に面する千葉県の匝瑳市。人口は4万人ほどで、大豆や麦の豊かの農地が広がっている。3日、この地に不釣り合いな黒塗りの車が多数集まった。現れたのは、小泉純一郎氏、細川護煕氏、菅直人氏。3人の元総理大臣は、新たな太陽光発電所『匝瑳メガソーラーシェアリング 第一発電所』の落成式に出席した。
 3人はこれまでも原発推進政策に異を唱え、自然エネルギーの推進を主張してきた。
 挨拶に立った小泉元総理は「これは全国のソーラーシェアリングの先駆けとなるのではないか。手本となるように、是非とも頑張っていただきたい」と激励。細川元総理は「これが日本のこれからの農業にとっても、エネルギーにとっても、本当に第一歩になるように皆様に頑張っていただきたい」、菅元総理も「原発などなくても、ソーラーシェアリングだけ供給量は十分だということを意味している。それだけ大きなポテンシャルを持っている」とそれぞれ話した。