インターネットメディアに対する信頼度が揺らぐ中、小児科分野の医療情報を現役の医師たちが発信するサイト『小児科オンラインジャーナル』が注目を集めている。
 運営しているのは小児科医歴8年で株式会社KidsPublicの代表を務める橋本直也医師をはじめとする若手小児科医のグループだ。橋本医師は「1番のキーワードは"子育て支援"です。子育ての不安に寄り添いたい、それがメインコンセプト」と話す。
 執筆メンバーは現役小児科医27人。掲載されている記事は、病気、ケガ、食生活など多岐にわたり、執筆された記事は別の医師、編集者が確認し、公開する。内容によっては数回のやり取りが行われ、執筆から公開まで約1~2週間かかるという。例えば「おねしょは何歳まで様子をみていたら良いのでしょうか。原因や治療法はあるのでしょうか」といった、親が周りの人には聞きにくい子育ての悩みに対して「夜尿症診断ガイドライン2016に沿ってお答えします」といったものがある。