新日本プロレス春のビッグマッチ、4.9両国国技館大会を前に2016年4月10日の両国大会を振り返る。
記憶に新しいこの大会のハイライトは、やはりメインのIWGPヘビー級選手権試合だ。王者オカダ・カズチカに挑むのは、内藤哲也。現在の新日本でトップの人気を誇る選手と言っていいだろう。
その実力は高く評価されながら、どこか「優等生」な部分があったのかファンからの支持がなかなか得られなかった内藤。G1で優勝し、1.4ドーム大会でオカダのベルトに挑戦しても、ファン投票によって中邑真輔vs棚橋弘至のインターコンチ戦が「上」の扱いになるという屈辱を味わったこともある。