映画「3月のライオン」と将棋の関東若手棋士チーム東竜門の、女性限定コラボレーションイベントが4月8日、東京都渋谷区の将棋会館で開催された。
同イベントは午前10時から4部の入れ替え制で、参加者計160人で開催。将棋会館にして「将棋を指さない」という異例のイベントだったが、原作漫画や映画の人気を受けて、3月下旬までに定員を超す申し込みが入るなど盛況だった。当日も将棋未経験者を含むファンたちが、映画の撮影場所にもなった将棋会館で、普段は入れない対局室などを撮影、若手棋士との交流などを楽しんだ。
都内在住の女性は「イベントのことは知人に聞きました。将棋は父親が好きだったこともあって、『3月のライオン』は漫画も読んだし、映画も見ました。対局室はすごく緊張感があって、神聖な場所という感じ。将棋はしたことがないので、この機会に父親に教わってみようと思います」と満足そうだった。
主催した東竜門の中村太地六段(28)は「過去にも女性限定イベントというものはあったが、100人を超すようなものは前例がない。また、男女問わず将棋を指さないイベントというのも珍しい。将棋を『見て楽しむ』という人が増えている気がする」と、手ごたえを感じていた。
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