日本将棋連盟の新理事を決める予備選挙への届け出が4月11日に締め切られ、現会長の佐藤康光九段(47)、今月からフリークラスに転出した森内俊之九段(46)、清水市代女流六段(48)ら10人が立候補した。選挙は理事の任期満了に伴うもの。予備選挙は27日に投票され、5月29日の棋士総会で正式に選任となる。
同連盟の理事については、昨秋に起きた将棋ソフト不正使用の疑惑問題や、対応についての引責や体調不良から、当時の谷川浩司会長(55)、島朗常務理事(54)が1月に辞任。さらに2月には臨時総会で3人の理事が解任される事態になっていた。
理事の定員は東京5人、関西2人の計7人で、理事の中から会長らが選出される。立候補した10人は以下のとおり。
佐藤康光九段、清水市代女流六段、鈴木大介九段、瀬川晶司五段、田中寅彦九段、森内俊之九段、森下卓九段(以上、東京)井上慶太九段、小林健二九段、脇謙二八段(以上、関西) ※五十音順